キクの日記帳

へんなことを書くこともあると予想してね*^^)((オイ!

小さな星と枯れた花  その3

注意↓
 
★小説です。
 
★漢字、字の間違い(有・・・かも)
 
花京院がゾンビ。
 
★承太郎が子供。
 
★意味がわからないところがある・・・かも

 

 

「なんで”ちゃんと顔を見せてくれないんだ”?」

俺がそういうと、

彼はビクッと、なって少し震えてみせる。

俺は一歩、また一歩と、彼に近づく。

俺が近づいてきてるのに気付き、

彼は俺から少しずつ離れていく。

「なんで逃げるんだ・・・?」

「・・・。」

彼は震えたまま、なにも話そうとせず

俺から離れていく。

「なぁ!顔をちゃんと見せてくれ!!

そして、ちゃんとお礼を言わせてくれ!!」

俺は大きい声でそういった。

彼は立ち止まり、震えながら、

「・・・お礼はさっき聞いたよ・・・。

それだけでも嬉しかったから・・・。」

涙声なのが聞いていて、よくわかった。

「・・・いや、あれじゃ俺の気がすまねぇ。

ちゃんとお礼を言いたいんだ!」

ぽた、ぽたと彼の流した涙が床に落ちる。

なにが”そんなに悲しくて泣いている”のか、

なにが”そんなに辛くて泣いている”のかは

”今の”俺にはわからなかった。

「・・・君は・・・”今の”、

”さっき君を助けた僕を・・・好きかい”?」

意味がわからなかった。

俺は彼が”人から嫌われている?”っと

言うことしか、わからなかった。

「・・・俺がお前の顔を見て、

お前の事を嫌いになるとでも・・・?

・・・助けてもらったのには感謝をしてるし、

あんたが言う”今の僕”・・・それは

どういうことだ?」

「君の・・・”今見てる僕”とは・・・

違う・・・。

きっと君は”その僕”を見て・・・

”怖がって”・・・”逃げ出して”しまうと思うんだ。」

「お前の顔になにか不気味なものでも

ついてんのか?

俺はそんなの気にしないし、

怖がりもしねぇ・・・逃げ出しもしねぇ・・・。

・・・約束してもいい。」

少しの沈黙。気まずい空気が流れる。

彼はハッとしたように言葉を返してくる。

「そんな約束・・・信じられない。

今までだってそうだった・・・。

そんなことを言っては、怖がり、逃げ出し。

後に残ったのは・・・たった一人だけ・・・

残った孤独という・・・僕だけ。

誰だってそうだ!・・・きっと僕を嫌う!

そして、こんな”悲しみ”も”苦しみ”も

誰にも理解されないまま僕はこれからも、たった一人で

生きていくんだ!!

きっと、君だって僕を嫌う、ここにはもう来なくなる!

今までここで・・・”本を読んでた君にも会えなくなる”・・・。」

「・・・!?」

俺は驚いた。俺が今までここで、

本を読んでるのを、知ってる人は母さんくらいだとしか

思ってなかったからだ。

「・・・な・・・なんでお前は、俺がここに

来てたことも・・・本を読んでたことも

知ってるんだ・・・?」

俺は声を震わせて言う。

「僕は・・・”ずっとココにいる”。

”君が生まれてくる前”から・・・ずっと・・・

”ココに”・・・。」

俺はハッとなり、彼の足元に目をむける。

そこには、俺が一瞬考えたことを・・・、

”真実”だと言わせる様なものが・・・

・・・彼の顔から垂れていた。

彼の顔・・・いや、彼の”右の”顔から

赤い血が・・・垂れ流れ、落ちていた。

「!・・・まさか・・・お前・・・。」

彼は少しうつむき、悲しげな顔をしたあと、

こちらに振り向いた。

「・・・そうなんだ。僕は・・・

君がたどり着いた・・・いや

たどり着いてしまった”真実”どうり・・・

”死んだ人間”だ・・・。」

「・・・!!」

彼の右の顔。それを俺は・・・ちゃんと”見てしまった”。

彼の右の顔に”目”がないのだ。

 目があったところは空洞になっていて、

ずっと見ていると、その中に引きずり込まれそうだった。

俺は・・・その時、どんな顔をしていたか、だいたい想像ができる。

きっと恐怖で顔がこわばっていたんだろう。

彼はまた悲しげな顔をして、うつむいた。

俺は、持ってきたものを、全て置いて、家に走って戻った。

無我夢中で・・・。

 

彼は僕を見て、少し固まって動かなかったが、

僕が思ったとうりに・・・、”彼は逃げ出した”。

この場から・・・。

「やっぽり君も・・・他の人と同じだったんだね。

言葉だけ、言うだけ言って・・・

その人の嫌なところを見ると・・・

その人から逃げる・・・。やっぱみんな・・・

同じなんだ・・・。」

僕は彼が忘れていったものを手に取り、

彼が出て行ったところに持っていった。

「・・・こんな危ないものを持って何するつもり

だったんだろう・・・。」

僕は彼が持ってきた鎌を見て呟く。

 

はい、ここまでです。;^^)

今回はたぶん前書いて投稿したやつより

意味がわかりにくいと思います。

すいませんm(_ _)m

次は花京院が外に出て承太郎が忘れていった

懐中電灯と鎌を持っていくところからです。

ここまで見てくれた方!

閲覧ありがとうございます。