キクの日記帳

へんなことを書くこともあると予想してね*^^)((オイ!

小さな星と枯れた花  その1

注意↓

★小説です。

★漢字、字の間違い(有・・・かも)

花京院がゾンビ。

★承太郎が子供。

★意味がわからないところがある・・・かも

★家の周りの見取り図は一番下に貼ってます。

 

 

ある暑い夏の日。

この家に誰か引っ越してきた。

3人家族のようで、父、母、子ども

の普通の家族みたいだ。

少し変わったこと、とは言いがたいが、

その家族の父の仕事が医者らしい。

とても有名な医者らしく、いろんな人から

信頼されている、とても良い人らしい。

そんな家族がなぜこんな田舎に

引っ越してきたかは知らない。

しかも、こんな家に・・・。

僕が思うのもなんだが、この家に長居しないほうが良い。

いや、実際のところ、僕が悪いんだが・・・な。

きっとこの人たちも・・・僕を見たら・・・。

そんなことを思いながら、片目が無い僕は静かに

重いため息をついた。

空洞の目から滴り出る”血”が、倉庫前にポタリっと、

音をたてて落ちた。

 

「家の近くで遊ぶのよ?承太郎。」

俺の母さんは優しい声でそう言う。

俺はコクリッとうなずく。

「じゃ、気をつけて遊ぶのよ?」

再び俺はコクリッとうなずき、家の敷地内にある、

倉庫に向かう。

その倉庫はとても古く、建てられてから

けっこう経っている様だ。

俺は”遊ぶ”と言ってはいつもそこにいる。

実際のところ、”遊んではいない”。

ただ家にいて邪魔だと思われるのが嫌だ。

だから、いつも俺は倉庫内で本を読んで過ごしている。

そう、ただの”暇つぶし”だ。

そう思っている間に倉庫の前についた。

いつもの様に誰もいないと思わせる空気が、

倉庫の周りに、漂っている。

俺はふと視線を落とした。

なにか違和感があったのだ。

俺の踏んでいる青々とした草の上に、

とても赤い”血”がついていた。

俺は少し、いろいろと考えてみた。

”誰が”?なぜ”ここで血を流す”?

いろいろと考えた結果、”無視する”ことにした。

だが、後で草ごと刈って、消しておこうと思った。

父さんや母さんが見て、不安になりこの倉庫が

立ち入り禁止にでもなったら、俺の”暇つぶし”の場が

無くなってしまうからだ。

だから俺は”無視する”ことにした。

倉庫の扉を開け、俺は中に入る。

中からすぅっと少し冷たい風が吹いてくる。

夏だからこの空気が気持ちいいと感じる。

俺は扉の近くにある木箱に腰を下ろし、本を開く。

この一人の時間が好きな俺は夕方になるまでここで

本を読む。

たまにキィと、木がきしむ音がするがそんなに

気にしないことにしている。

そんなのに気にしてたら本を読めないからだ。

そしていつの間にか外が赤くなる。

俺は外が赤くなっていることに気付き、

木箱から降り、外に出る。

当たり前の事だが、草にはまだ血がついていた。

俺は今日の夜こっそりと、それを刈り取ることにした。

『親に見つかりたくない・・・』それだけの理由で。

俺は母さんや父さんが寝たぐらいに

刈りに来よう。

そう思いながら家に向かう。

突然、後ろに誰かの気配がした。

バッと振り返るが誰もいない。

俺は気のせいかと思い、少し駆け足で家に帰った。

 

 

好評なら続きを書こうと思います;^^)

次は、夜になり草を刈りに来るところから書きたいと

思います*^^)

では家の周りの簡単な見取り図を↓

赤が家、茶色が倉庫、オレンジがガレージ、黄緑が庭です。

手抜きすいませんm(_ _)m

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